はじめまして。普段は日本ハムファイターズの追っかけをしているものです。
残念ながら道民ではない私は、ファイターズのゲームを観戦したいと思った場合には近くの球場へ『ビジター』として参戦することになります。今までは画面越しの応援が主だったわけですが、最近球場に赴くようになって、球場ごとに設備やシステムが実にさまざま異なるのだなということを痛感しています。
今回は、先日西武ドーム(ベルーナドーム)に初めて参戦したときのことを振り返りながら、初心者・ビジターだからこその所感や、今後初めて西武ドームに行く予定であるという皆さんに向けてアドバイスできることなどをまとめていきたいと思います。
西武ドームとは
埼玉県所沢市にある半屋外球場で、埼玉西武ライオンズのホーム球場です。
アクセス
電車、バス、車でのアクセスが可能です。
しかし、駐車場の広さも充分ではないようで、車の場合は早め早めに動かれた方がよいようです。また、バスについては本数や運行時間を調べたりするのがビジターの視点からはややシビアに感じました。慣れてる人であれば使いやすかったりするのかもしれませんが…。初心者でも使いやすいのは電車になるかと思います。
そして、今回私は東京方面からの参戦となりましたがぶっちゃけ『遠い』というのは否めません。近くに住んでいない限りは、移動に1時間以上は見ておかなければならないのではないでしょうか。確かに乗っていればいいだけではあるのですが、おそらく数十分近く立ちっぱなし、さらに電車内の混雑も相俟って〝朝の満員電車〟の彷彿とさせるので憂鬱になってしまうのかもしれません。
平日のナイターゲームとなると、仕事民としましては純粋に開始に間に合わない&試合終わりの電車も結構混んでるし帰りも遅くなってしまうことから、二の足を踏んでしまうというのも理解できますね。
ただ休日のデイゲームに関しては妥協できるアクセス感ではあると思います。
1塁側がビジター
一般的には1塁側はホーム側、3塁側がビジター側となることが多いかと思いますが、西武ドームは異なります。西武ドームは1塁側はビジター側、3塁側がホーム側になっています。
【1塁側がビジター】は、観戦チケットを購入するときに注意です!
そして入場して向かって左側に進むと1塁側の席、向かって右側に進むと3塁側の席があります。
注意事項として、西武ドームは1周ぐるっと歩いて回れるような構造ではないということも合わせてお伝えしたいと思います。初めてのとき、私は誤って向かって右側に歩みを進めてしまったのですが、ドームが1周できる造りではないことに加えて、座席を通り抜けていこうとしてもいわゆるネット裏と呼ばれる良席ゾーンへはチケットの提示が求められるため通り抜けができません。
つまり誤った場合には来た道を戻らなければならないということです(笑) 初手の方向を間違うと結構な距離を無駄に歩かなければならなくなりますので、注意喚起しておきます!
ちなみにここに限らず、ぐるっと1周できるところとできない球場はままあります。慣れていない球場に行くときには注意しましょう。
球場飯
球場の楽しみの一つといっても過言ではないのが、球場飯ですよね。私は試合開始前に楽しむことが多いです。
西武ドームの球場飯も今回舌鼓をうたせていただきました。まず驚いたのが、熱々な状態で提供してくれるということです。種類にもよるのでしょうか?作ったものを保温しているお店と、注文を受けて調理しているお店とあるようでした。熱々の美味しい状態で楽しめるのは、とてもポイント高いです!その分待ち列は長めのところが多かったので、時間に余裕を持って行動しましょう。
私が食べたものを少しだけご紹介!
まずは、『天ぷら なかむら』の天丼!
具が大きいのと、天ぷらが熱々!!ボリューム満点で食べ応えがかなりあります。
それから『餃子飯店 こがね』こがね餃子!
こちらも熱々です!ビールにもあいますし、途中でご飯が欲しくなりました。大きさも結構あるので、チャーハンを一緒に頼んで友人とシェアするのが良いかと思います!
暑さ&寒さ
まず、1日の中でも気温差を感じやすい球場であることは確かです。郊外だからでしょうか?対策は必要と思います。デイゲームで日中半袖で過ごしたとしても、夕方には1枚羽織りたくなるような感じでした。後述する『持参物』の項目で詳しくまとめたいと思います。
また、デイゲームにて、夕方に差し込む西日は3塁側(ライオンズ側)やや外野よりの、後方席であったと記憶しています。私は今回ビジター側で西日などに苦しむことはありませんでしたが、座席を選択される際の参考にしてみてください。
虫(個人的、大問題ポイント!)
個人的に、西武ドーム観戦の鬼門と感じたのがこの『虫』問題でした。
西武ドームは立地的にも緑に囲まれているという点に加え、ドームとは名ばかりの半屋外球場です。だからこそ上記のように西日や暑さ、寒さを気がける必要があるのですが、こちらは席の選択や持参物で対応可能なところでもあります。しかし、この虫はどうにもできません。
訪れたのは5月の初旬でしたが、新緑は豊かさを増しており森の虫たちは早くも活動を始めているようで、多くの虫たちと「こんにちは」しました。座席でご飯を食べているとき、匂いにつられたのかハエ?のような黒い虫が周りをぶんぶん飛んだり、観戦中にはやや大きめのハチ?のような虫にも周囲をぶんぶんされました…。
刺されたり等の実害までには至らないも、5月でこのパワフルさです。私が住んでいる地域には緑が少ないということもあり、普段虫を目にする機会が少ないためかなり困惑してしまいました。夏場はもっと虫の種類も数も増えるでしょうからね…。
虫よけスプレーという対策もあるかもしれませんが、蚊とかには効果あってもやや大きめのハチやセミなどの昆虫にも効果はあるのでしょうか?虫たちも、留まるというよりは〝タッチ&アウェイ型〟が多いのかなという印象でしたし(笑) この対策について、有識者の方がいましたらコメント欄でぜひ教えてください。
オススメの持参物
ではここから、初めて西武ドームへ行くという方へ向けてオススメのものをご紹介したいと思います。先ほどから再三お話していることではありますが、西武ドームは半屋外球場になります。そのため他の屋内球場よりは荷物はやや多めになってきます。
絶対に必要なもの
・大きめのバッグ(大きめのゴミ袋も一緒に持っていくと吉!)
必然的に荷物が多くなりますので、大きめのバッグが必要です。リュックあるいは底のしっかりあるトートバッグがよいでしょう。
ユニクロの商品に、大きさに丁度よさそうなものがありましたので参考までに載せておきます(⇒ユニクロ公式 | キャンバストートバッグ (uniqlo.com))これに限らずとも、A4ファイルは余裕で入るくらいの大きさだと良いかなと思います。
そして、座席も狭いことから荷物は座席下の地面に直置きすることになることが多いと思いますが、上の座席からビールが流れてきたりしてバッグが汚れてしまう可能性もあるため、直置きせずに済むようにバッグが入る程度の大きめのごみ袋も一緒に持っていくと良いでしょう。球場に着いたらこのごみ袋に荷物を入れておくことで、不慮の水害を防げます。
・お水、お茶
飲料水の確保は、球場に入る前からしておくべきです。もちろん球場内にも用意はありますが、お茶の500mlペットボトルが300円程度~とやや高めの球場価格になっていますし、状況によっては長蛇の列で購入まで時間がかかってしまう場合があります。特に水分補給は体調へも直結するところがありますから、脱水症にならないためにも事前に用意できると良いかと思います。
※球場内への缶・瓶・お酒類の持ち込みは西武ドームでは禁止となっているようです。気を付けましょう。
なお、西武ドーム近くにコンビニは1店しかありません。必要なものは球場で揃えるというよりは、自宅近くで揃えるということを意識しておいた方が無難かと思います。
・羽織るもの
日中の気温が高くなるような日でも(たとえ夏場でも)、パーカーなどの1枚羽織るものは持っていくべきだと感じました。夕方以降は思っているよりも、気温の値よりも、やや肌寒く感じました。私が寒がりだからというのもあるかもしれませんが、薄手でも羽織るものがあればじっくり観戦できることでしょう。
また、タオルも汗を拭ったり、首元にまけば寒さ対策になったりと多様な使い方ができますので持って行って損はないと思います。特に、野球観戦では〝掲げる〟などの使い方もできますので、まだ観戦時のタオルを持ってない方はぜひ推しの1枚をゲットされてみてください。
・応援グッズ
上記のタオルに限らず、観戦グッズには様々なものがあります。何も持って行かないぞ!というのもアリだとは思いますが、より雰囲気を味わうという意味でも、一体感を得るという意味でも、応援グッズはいいですよ!
ユニフォームや帽子、リストバンドなど〝推し〟を身に着けるものから、応援歌に合わせてカンフーバットを叩いたりしてみても楽しいです。観戦グッズは各チームごとにいろいろと工夫の凝った商品が出ていますから、ぜひチェックしてみてください。
・現金
現地で驚いたことなのですが、西武ドームが現在も『現金』が使えます。むしろ、場内の売り子さんからビールなどを購入したい場合には、現金でないと購入できない場合もあるようでした。
現在、球場内の電子マネー化が進んでいるところも多いので、たくさんの札束を指に挟んで場内を闊歩する売り子さん方の姿を見た時に「これが昔の球場の風物詩だったのかな~」なんて思いをはせたりしたものです。私は最近野球ファンになったので新鮮でした。ただ、札束を剥き出しで持ち歩く女性というのは見ててハラハラもしました(笑)
普段の生活から現金に触らない方も増えてきている昨今だと思いますので、西武ドームの時には現金が必要な場合もあるということを頭の片隅にでも覚えておくとよいかもしれません。
場合によっては必要なもの
・春、夏なら仰げるもの(うちわ、ハンディファン等)
半屋外球場なのですが、球場内を風が通ってくれるかは時の運なのかもしれません。やや蒸しっとしている印象を受けまして、気持ちのいい風を感じることは今回のビジター訪問ではありませんでした。特に球場内はヒトの密度も高いですので、風通しだけでも過ごしやすさは全然変わってきます。うちわや扇子は荷物にもなりませんので、持っている方は持って行ってもよいでしょう。
・秋、冬なら温めるもの(ブランケット、カイロ等)
秋頃になれば、大げさでなく大判のストールやブランケット等の用意があっても良いと思います。座席はややふかふかしていましたが、そのほかはコンクリート製で、冷えは足元からくることが予想されました。ホッカイロなども、重くありませんし予備的に持ち歩いてもよいと思います。
・日焼け止め、レインコートetc
球場ということに限らず、アウトドアに際して大事なもののひとつに日焼け止めがありますね。西武ドームも半屋外、座席で太陽を感じることは少ないものの座席移動などでは日光の下に出ることになるので、日焼け対策は欠かせません。
また、雨の日には風向きによっては場内に雨が降りこみます。席で傘をさすわけにもいきませんから、雨の日にはレインコートを忘れないようにしましょう。
さいごに
さて、今回は初めての西武ドームについていろいろとまとめてみました。これから行く方の参考になれば幸いです。西武ドーム猛者の方のお勧めポイントなども、コメントお待ちしています。
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